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 『ゴーストハント4 死霊遊戯』 小野不由美著/メディアファクトリー 

2011/05/19 23:59

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)
メディアファクトリー
小野 不由美


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 今月も約60日周期の小火、ならぬハレルヤな日がやってまいりましたよーきゃー。
 4巻までの発売履歴から結論づけると、神奈川県では発売予定日の2日前に本屋に並ぶようです。昨日には読み終わっていたですが、感想は二度かみしめてからって決めてるの。
 この喜びもはや復路に突入。あと3冊も見知らぬナルのあれやこれやが待ってるのかと思うと、つい顔が弛んでしまうわ?。‥‥ほう。うっとり。

 表紙、今までとは打って変わってモノトーンの渋い色調で攻めてきましたな。
 真ん中の偶人をこすると例の金蚕ちゃんが出てきてコンニチハ、という趣向はさておき(笑)、個人的には今まででいちばん好みかも。蛍光色とか店頭ですぐ目に入るから探し易いっちゃあそうなんですけど、カラフルな色は年寄りの目に刺激が強すぎてのう‥‥(涙)。



 ※以下内容に触れます。ネタバレいやんな方はご注意を。

 
 ナルに「邪魔です」ってばっさりやられたい‥‥。(うっとり)

 あの場面ちょ?ときめいた?。ぷちっと切れたナルは返す刀の斬れ具合も最高ね。も?容赦なくスッパリって感じが堪らないわあ、ほう。うっとり。いま、この瞬間、ナルの意識下化で確実に一箇の障害物として認識されている自分自身に乾・杯★ みたいな?(笑) この際有機物でも無機物でもいいから、お願いひと思いに袈裟懸けにして?! 
 ──あ、いえ松山先生になりたいとゆー意味ではありません念のため。どっちかといえば、心霊現象の残留物をホックホク(※推測)で回収するナルにピルケースを奉納する女子生徒とか、お犬様が暴れた教室で勿体なくもナルに肩を貸してもらった男子生徒のほうが(※正直者)。

 ‥‥いいんですほっといて。幸せの形は人それぞれだというじゃありませんか。ナルが幸せなら私も幸せなんだい。ナルに失敬な態度をとった緑陵高校の教師は、みんなお犬様と金蚕ちゃんと血まみれ人間と保健室の黒いもやもやに呪われちゃえーだ。(酷!)
 しきりにため息をついてる姿が印象に残りましが、それでもやっぱり猛烈な臭気を放つ事件現場で怯えきった生徒さんたちを目の当たりにしながら、心配事は持って来そびれた機材のことなんだ。うんうんそれでこそナルだよねえ(笑)。ホントに骨の髄まで学者バカなんだから、もう★(※ノロケ)

 ‥‥とまあ、お約束を果たしてスッキリしたところで感想をば。

 いや?今回は『安原さん祭り・絶賛開催中』でしたね!(笑)
 ただでさえ使える人材として定評があったのに、さらにバージョンアップしてるしこの御仁! 今まで知ってたのが<安原さん>なら、<安原さんR><安原さんスーパー><安原さんZZ>みたいな!? やることなすこと隙もソツもなし。印象はあくまでもさわやかに。あんまり手際が鮮やかすぎて、感心するよりため息ついて見とれちゃいました。なんなんだこのステキっぷりは。完全に主役の麻衣が喰われてますがな‥‥。しかも配下まで従えてご登場。(※そして当然のようにめちゃめちゃ有能な<手の者>のみなさん。)
 少年探偵団・団員募集中だったはずなのに、生徒会がすでに安原さんの手駒として組織化されているし(笑)。裏で画策したり暗躍しまくってみたり、そこはかとなく腹黒さを漂わせてみたりするのがさらにポイントUP。いまや越後屋の完全支配下に置かれている緑陵高校に、懐かしの『グリーン・ウッド』と忍先輩を思い出してしまいました。すごい、すごいよ安原さん‥‥。

 国家公務員のキャリア組もあながち夢じゃないのでは。どこの企業からも引っ張りだこの人材間違いなし。ま、その前にもっと近場で引き抜き狙ってる人がいるけどね!(笑)
 TH版ではナルの目元をなごませ、今回は口元に笑みを作らせたザマス。そんな高度な芸当ができるのはジョンぐらいだったのに。まじパネエ安原さん。
 
 重厚感かつ複雑さを増したストーリーも読み応え充分でした。
 学校の締めつけに対する生徒たちの心理が、蠱毒が呪詛として完成していく過程に重要な要因として加えられたり、用務員の土岐田さんの登場で、生徒がいない時間や場所で何が起こっていたのかを明瞭にして、校内の怪現象に説得力を持たせたり。
 物事も人の心もそう単純じゃないねんで、とゆー深みがあって、改訂前とは全然違った読後感が残りました。

 特に、加筆されてよりパワーアップした怪談が、怖いのなんのってもう!
 麻衣が実体験するはめになった『LL教室の男の子の霊』は、「幼児のくせに女子高生のナマ足ねらいだなんて、お前は『うる星やつら』のテンちゃんか?!」と独りツッコミでも入れないことには、自分の足もとうっかり覗けませんよ?。

 『開かずのロッカー』もさ?中から引き戻されちゃうんだよ?(涙)。下のほうにある顔と目が合っちゃうんだよ?! わーもーイーヤーすーぎーるー! ただでさえ『ゴーストハント』の影響で押し入れの隙間とかお風呂場の換気窓とかトラウマスポット増えちゃったのに、職場とか学校とかスポーツセンターとか身の回りにロッカーがどんだけあると! 思い出しちゃって開けられなくなったらどうするのさ?(涙)。せめて焼却炉に居着いたままだったらよかったのに?(とりあえず近所にはない)。

 ‥‥『猫の鳴き声がする体育倉庫』は、きっと生徒がこっそり捨て猫飼ってるんや。夜中にコンコースを歩く音は、土岐田さんがこっそりハイヒール履いてるんや(わあ)。『飛び降りる女の人』は廉麟で、『二ー四教室の狐だか犬だか』は傲濫で、『三ー一教室の臭い』は白汕子なんや。緑陵高校には高里くんがいるんだ。きっとそう。そういうことにしておこう。
 ──よく考えたら、似たような災難が降りかかってるのですが、解決方法としては『魔性の子』はぜんぜん救いがないんだな‥‥。

 超心理学的な知識の増補だとか、SPRの面々に関するちょっとした伏線の加筆とか、 TH文庫版との違いを比較検討するのも楽しみのひとつ。さりげない台詞や描写についニマニマしてしまう。特にジョンは今回もいい見せ場増やしてもらってましたね。周囲がジョンを褒めると、読んでるほうもなんとなく嬉しくなっちゃう。これが人徳ってヤツですか。

 そういえば、1点だけ「?」と思った箇所が。  
 36頁で、坂内君の慰霊祭を企画した荒木梢さんが坂内君のことを「部活にも入っていなかったし」と説明してるんですが、295頁で安原さんがヲリキリ様の発生ルートについて坂内君が「美術部だった」と云ってます。‥‥ ありゃ? かみ合わないのは何故? 
 坂内君=美術部、というのはヲリキリ様を広めた犯人を特定するための重要な情報だから、荒木さんがはじめに断言しちゃうと故意にミスリーディングされちゃうような気が。「入っていなかったみたいだし」とか、仮定形だったら荒木さんは坂内君を直接知っていたわけじゃないし、亡くなったあと伝聞として得た情報自体が間違っていた、もしくは単なる勘違いかも、という推測がなりたつんですが‥‥。うーむ、謎だ。
 
 次はシリーズ中最恐(※私の中で)の美山邸。
TH版であんだけ怖かった物語が、さらにどんなことになっちゃっているのか! でも浦戸がスキップしながら近づいてくる足音をイメージすればちょっと空気がなごむかも!
(※コミックス文庫版7巻参照)
 今から7月を楽しみに待ちたいと思います。ずっとこんな日が続けばいいのに(笑)。
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  試写会:『レッド・バロン』(2008/独)

2011/05/15 03:19
【公式サイト】http://www.redbaron.jp/

 ご無沙汰しております。m(_ _)m

 Aさんから映画の情報をいただいたのは、折しもバロン様の命日前日でありました。教えていただかなかったら完全スルーしちゃってた可能性高し。ありがとうございます♪ さらにまさかの試写会GET。これも常日頃の愛と布教活動の賜物ねと(笑)、いそいそと試写会場の月島に駆けつけたのでありますが、

 憤死するかと思ったマジで‥‥。

 観ながら何回「ありえない‥‥」とゆー言葉が口をついて出たことか。
 あんまりにもあんまりな出来映えにすっかり取り乱してしまい、日頃職場の飲み会でも1杯しかお付き合いしないのに「酒でも呑まなきゃやってられん!」と自らヤケ酒をあおり、生涯口にすまいと誓っていたもんじゃ焼きに初チャレンジしてしまったほどです。(※もんじゃには何の恨みもないのですが、猫飼ってる人間にあのルックスはちょっとキツイの‥‥。ちなみに味は思ってたほど悪くなかったです。)

 でも、もしかしたら時間経ってて自分の記憶が間違ってたりあいまいになってるのかもしれないし、と家にあるバロン様関連の文献や資料や作品を読みあさり、映画の記憶を払拭した上で自分の抱いた違和感や疑問に間違いがないかどうか、週末かけて裏付け調査に奔走してしまったほどです。だってホントに絶望的なまでにいいとこなしな映画だったんだもの‥‥。
 同行してくれた友人のMちゃんも「いままで観てきた独映画のなかでも、これはいちばんヒドイ出来かも‥‥」とため息をついていたので、あながちバロン様に思い入れがありすぎるゆえの乱心暴言ばかりではないと思し召せ。

 そう、何がツライってこれがれっきとした<ドイツ映画>だってことでね‥‥(落涙)。 
 歴史考証やリアリティの追求やドキュメンタリータッチの映画に関しては定評のあるドイツが、なんだってこんな時代考証無視しまくりで、臨場感のかけらもない作品をつくっちゃうかなあ。今までに見てきた独映画に秀作が多いだけに、ホントに呆然状態でした。
 なんでドイツ映画なのに台詞がぜんぶ英語なのかなあ‥‥。作品中なんでフランス語はOKでドイツ語はイカンねん。ときどきドイツ語訛りの英語が出るから、余計に違和感ありあり。ハリウッド公開狙ってたのかもしれませんが、むしろ英語に吹き替えさせたるで! ぐらいの意気込み見せてほしかったよ!

 ‥‥はあはあ。落ち着け落ち着くのよ自分。いままでどんな状況だって<よかった探し>を忘れなかったじゃないの。そうさな、1?2個ぐらいは思い当たらなくもないようなあるような。それに、一方的に非難を口にするのはフェアじゃないので、せめて理性的に問題点を指摘しないといかん。
 (※こんだけ口走っておいてまだ文句があるのか、と云われそうですが‥‥)


 ── というわけで、以下内容に触れます。口も悪いです。ご容赦ください。



 ?バロン様の人物像にもの申す。

 もーしょっぱなから女口説きはじめるわ、言動が浮ついてるわ、軍人としての礼節をぜんぜんわきまえてないわ、しまいにゃ基地に女連れ込むわ、こんなの俺たちの尊敬おく能わざる隊長閣下じゃないぜ! とゆー部下の皆さんの怨嗟の声がフランダースの空の下にこだましちゃうぜ‥‥(涙)。誰だよこの甘っちょろいタラシ男は?。こんなんならロジャー・コーマン監督の同名作品のほうのバロン様のほうがぜんぜん許せるよ?。

 戦争初期(1915)にはドイツの敗戦を予言し、末期(1917)には地上で戦ってる兵士がいちばん辛い、それでも彼らの士気向上に役立つなら自分も引っ込んでいられないとプロパガンダの立場を甘受するほどクリアな思考の持ち主ですよ。常にいちばん戦況の厳しい最前線にいたんですよ。ドイツと自分の立場を理解しすぎてたからこそ、あんなにお茶目でやんちゃでいたずら好きだった人が、負傷後すっかりふさぎ込んでブルー入っちゃってたんだっつーの。ケイトの安っぽい正義論で諭される謂われはないっつの。ええいバロン様をナメるな──(怒)!

 上層部からの一方的な押しつけに反抗的な部分もありましたが、仮にも皇帝陛下に直言してご不興を買うようなマネはしませんって。顔ばっか似てても、ご本人に漂う威厳とか気品とか近寄りがたさとかぜんぜん感じられないし。ちゃんと自伝とか読んで役柄に対する理解を深めてから出直してこい、と云いたいです。  


 ?テーマはラブなのか戦争なのか青春なのかはっきりせえ。

 確かに、映画のあらすじで<看護師のケイトと恋に落ち>ってゆーくだりを目にしたときから、イヤな予感はしてましたよ。歴史研究者のあいだで、バロン様の数少ない恋愛ネタ=ケイトはちょ?定番。入院してるときにたまたまツーショット写真撮っただけだろうに‥‥。10歳で幼年学校入学してそのまま士官学校→軍隊入り、休日は級友と博物館めぐりとか乗馬とか狩猟に興じてた御仁なので、友人の介添人やったとき、何故かバロン様が結婚したとゆー誤報が全国に流れてしまい、新聞にわざわざ訂正記事を載せるはめになったぐらい浮いた話に縁のない御方だったのです。

 多少の脚色やドリーマーな展開は、娯楽作品として当然だと分かっちゃいます。でも、唐突な出会いに強引な再会に不自然なラブの展開にだんだん苛立ちが募り、ただでさえ人数少ない貴重な看護師をバロン様付けにしたりとか変だし。亡くなる前日に基地に連れ込んだ(!)ときは唖然ボー然。あの、それ完全に軍紀違反だろ‥。
 日に何度も出撃し、あいまに仮眠をとってしのいでるような過酷な勤務状況ですよ。そんなヒマあったらむしろ迎撃1回増やすか、慣熟飛行してるって‥‥。(史実だとこの時期部下とウズラ狩りに行く予定でした)
 ケイトが物語に出張りすぎてる割には心理描写が緻密さに欠けるので、恋愛映画としては未消化な感じが否めません。かといって、戦争映画としては戦場の場面がえらく少ないので「ホントに戦時中なのかコレ?」と首をかしげてしまうし、飛行士たちの青春群像なのかと思えば個々の登場人物の人間関係さっぱり分からないし(涙)。全部手を付けようとして全部中途半端なまま終わっちゃった、みたいな‥‥。せめてどれか1点に絞ろうよテーマ。


 ?時代考証の不自然なあれこれ。

 少年時代のバロン様が狩りの最中、頭上を行く飛行機のすがたに大空へのあこがれを抱く‥‥とゆーOPは、ベタだけどまあ許容範囲。ホントは開戦するまで「ヒコーキなんて眉唾じゃね?」って思ってたそうですが。ロイ・ブラウン大尉がなんでこんなに出張ってんねんとか、ヴェルナー・フォスはベルケ中隊所属だし1917年に亡くなってるしバロン様より年下だし、とかロタールは極度のブラコンで尊敬するお兄ちゃんにこんな反抗的な態度とらないしお兄ちゃんより背高いし、とか‥‥うう許容範囲ではないけれど、まあ千歩譲ってもいいです。ホントは譲りたくないけど。うう。

 でも、戦後までバロン様の遺体の引き渡しがされなかったのに、なんで一般人のケイトが2週間後に墓参りしてんねんとか、物資の欠乏がピークに達してるはずの戦争末期でどうしてバロン様の実家の食卓にご馳走が並んでるんだろうとか、いろんなことが気になってぜんぜん映画に集中できなかった‥‥。ただでさえ人物像からしてイメージとかけ離れてるとゆーのに。
 
 しかも、まるっきり資料無視なのかと思いきや、『赤い戦闘機』や『荒鷲の母の日記』に登場する一節がぽんと顔を出すので、ちゃんと読んでてこれなのかよ、と余計に腹立たしさが増すッたらありません。バロン様がお母さんと亡くなった同僚たちの写真を見ながら話す、『荒鷲?』のなかでもいちばん胸を打たれる名場面をあんなふうにしちゃうなんて?(涙)。わ?んもうここに監督と脚本家と編集担当連れてきてよ?!! ひとこともの申さずにはいられませんよ!
 <歴史の真実がついに明かされる>とか冗談やめてって感じです。これが真実だと思われたら大迷惑、どころか名誉毀損だからマジで。よくリヒトホーフェン当家がOK出したなあ。
 たぶん、この映画で正しいのは軍服と飛行機のマーキングぐらいではないだろうか。
‥‥といっても、飛行機の塗装まで詳しくないので、その点はよく分かりませんが。


?ぜんぜん伝わってこない撃墜王たちの素顔。

 OPと、それにつづく空中戦の場面はけっこう見応えがありました。スピード感もあるし、眼下に広がる大地はちゃんとヨーロッパの景色だったし、迫力も出てたし。
 でも、2?3回目になるとカット割りの単調さが目立ち始めて(特に操縦席)、せっかく360°どんな角度でもカメラ回せるのに勿体ないなあ、とツッコミを入れながら観ている自分がそこに。有名なドッグファイトの場面はすべてカットされてて、映るのは墜落した連合軍機の残骸のみ。予算の関係なのか、戦闘機が出撃する場面や帰投する場面もほとんどありません。挙げ句の果てには、最大の見せ場だと思われる1918年4月21日の交戦場面がまったくないときたもんだ。‥‥あの─、ファンがいちばん映像で観たかった場面をいっさい端折って、いったい何のためにこの映画作ったんですか‥‥?

 不思議でならなかったのが、登場する戦闘機パイロットたちです。
 第11戦闘機中隊、第一戦闘航空団といえば、ドイツの有名な撃墜王のオンパレードですよ。バロン様やフォス、ヴォルフ、ロタール以外にも有名人が目白押しですよ。それぞれ個性的な面々で愉快なエピソードもたくさんあるのに、なぜ出てこない‥‥。シェーファーやアルメンローダー、フェストナーにレーヴェンハルトはどうしちゃったですか。わざわざ架空のユダヤ系パイロットを登場させる意味ってナニ。そんなのフォスでええやん。なぜ従兄弟のヴォルフラムに焦点が。末弟のボルコだと年齢差がありすぎるからか。そら後の空軍のお偉いさんですが、ウーデットやゲーリングは完全スルーだったじゃんよ‥‥。
 ‥‥あ、でもバロン様の副官のボーデンシャッツを登場させた点だけは評価します。あとお姉さんのイルゼが顔を出すのも珍しいかな。

 ご飯食べたり町でハメ外してる場面ばっかりで、肝心のブリーフィングや出撃準備してる姿がぜんぜんありません。何故だ。だから、お互いの人間関係がぜんぜん見えてこない。ある程度の予備知識があっても頭の中は疑問符でいっぱいだったから、これじゃあ登場人物に感情移入せいといわれても無理です。
 バロン様がベルケにスカウトされたくだりとか、下士官に間違われてしっぺ返したり、撃墜した連合国側のパイロットと歓談する場面とかレッド・バロンが形成されていく上で外せないでしょそこは、的なエピソードがカットされまくりだとゆーのに! ホントに何の目的でこの映画作ったのか、真剣に理解に苦しむんですけど‥‥。


 ── こんだけ書いてもまだ云い足りないような気がする。ある意味すごいなこの映画。

 結論として、脚本もテーマも編集も内容も残念な作品、としか云いようがないです。すみません私ウソつけません。
レッド・バロンに少しでも興味や思い入れがあるかたは、心身の安寧のためにも観ないことをお勧めします。ミリタリマニアでも、戦闘シーンたぶん食い足りないです。
そうでないかたも、これが<歴史の真実>だとゆー世迷いごとを仮にも信じたりなさいませんよう。本物のバロン様はこんなんじゃないのよー。もっとカッコイイしお茶目だし可愛いのよ?。

 せめてバロン様の自著『赤い戦闘機』が流通してたら「コレ読んで誤解を解いて?」と言えるのになあ‥‥。興味があるかたはぜひ国会図書館に足を運んでいただきたいです。英語版なら、たしかネットに全文UPされてたハズ。



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